宗教的輸血拒否に関するガイドライン
宗教的理由等による輸血拒否に関する当院の方針
- 当院では、患者さまの自己決定権を尊重する立場から、宗教的理由等により輸血を拒否される患者さまには、医療上可能な限り無輸血での治療を行うよう努力いたします。ただし、無輸血での治療が困難と考えられる場合は、担当医の判断にて他の治療法への変更や転院をご相談させていただくこともあります。
- 当院での治療を希望され輸血を拒否される場合には、輸血を行わない場合のリスク、代替療法の有無などを事前に担当医とご相談ください。
その上で、輸血拒否をされる場合は、当院で準備した「免責証明書」に直筆署名を頂きます。
- 妊産婦および15歳未満の患者さまに関しては、できる限り無輸血での治療を行いますが、救命のためなど医療上必要な場合には輸血を行います。
- 救急搬送された場合や院内での予期しない急変の場合で本人の意思表示ができない場合には、本人からの同意が得られなくとも救命に必要な時には緊急避難的に輸血をさせていただきます。
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対象者 |
当事者 |
親権者 |
輸血の可否 |
備考 |
18歳以上 |
拒否 |
- |
輸血しません |
- |
15歳以上 |
希望 |
拒否 |
輸血します |
当事者は輸血同意書を提出してください |
18歳未満 |
拒否 |
希望 |
輸血します |
当事者は輸血同意書を提出してください |
拒否 |
拒否 |
輸血しません |
18歳以上に準じます |
15歳未満 |
- |
拒否 |
拒否 |
輸血します |
親権者の同意が全く得られず、むしろ治療行為が阻害される場合は児童相談所へ虐待通告します |
- |
拒否 |
希望 |
輸血します |
輸血を希望する親権者の同意に基づき輸血を行います |
※当院では、日本輸血・細胞治療学会の指針に沿って対応しております。
平成21年5月1日 輸血療法委員会
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