大腸CT検査
大腸を3次元CTで見てみませんか?
大腸がんで亡くなる方が増え続けています。2017年のがん死亡原因として、女性では第1位・男性も第3位となっています。しかし、早期発見・早期治療により、完治が望めます。
大腸CT検査
大腸CT検査とは
新型のマルチスライスCTで大腸を撮影し、コンピューター処理によって大腸の腫瘍性病変等を診断する新しい検査法です。
大腸内視鏡検査のように内視鏡を入れたり、注腸X線検査のように肛門からバリウムを注入したりせずに、あたかも大腸を内視鏡で観察したり、X線写真を撮ったかのように調べることができます。
検査手順
1
検査前日または当日にお薬(下剤や造影剤など)を飲んで腸の中をきれいにします。
2
検査着に着替えて検査室(CT室)に入り、検査台に横になります。
3
細いチューブを肛門から数cm入れ、炭酸ガスを注入して大腸を膨らませます。
4
CT撮影をします。うつ伏せとあお向けで、それぞれ約10秒間撮影を行います。
6
撮影した画像をもとに3D画像・仮想内視鏡像を作成し診断します。
大腸CT画像
3D画像(上行結腸がん)
3D画像+血管構築(造影した場合)
仮想内視鏡像
内視鏡画像
注腸類似像
MPR像
長所・短所
大腸CT検査の長所
- 検査時間が20分程度で、他の大腸検査に比べてお腹に優しい検査です。
- 内視鏡では観察しづらい、大腸のひだや曲がり角の裏などの観察に優れています。
- ポリープの大きさや位置が正確にわかります。
大腸CT検査の短所
- 5ミリ以下のポリープや平らな病変を見つける能力は内視鏡検査に比べて劣っています。
- 細胞の検査やポリープの切除などの治療はできません。(治療のために内視鏡検査をお受けいただく必要があります)
特長と取り組み