北海道から上京し、入職2年目を迎えた薬剤師。幼少期からのスポーツ好きを原動力に、病院業務の傍ら「スポーツファーマシスト」の資格を取得。現場での経験を積みつつ、糖尿病領域の認定取得への挑戦も視野に入れ、アスリート支援の道を切り拓いている。駆け抜けた1年目の軌跡と、その先に描く未来へのビジョンをお伺いしました。
一番の不安は、「大学での6年間の学習だけでは、臨床現場のリアルな疑問に対応しきれない」という現実でした。教科書的な知識だけでは不十分で、論文ベースの最新知見や、先生ごとの治療方針の違いなど、現場ならではの判断が求められる場面が非常に多かったからです。 当時は「何が分からないのかさえ分からない」という漠然とした不安の中にいました。ですが、そこを乗り越えるために、「出会った疑問を一つひとつ、とにかく丁寧に、1個ずつ潰していく」ことだけを意識して、日々の業務に食らいついていました。
一番の不安は、「大学での6年間の学習だけでは、臨床現場のリアルな疑問に対応しきれない」という現実でした。教科書的な知識だけでは不十分で、論文ベースの最新知見や、先生ごとの治療方針の違いなど、現場ならではの判断が求められる場面が非常に多かったからです。 当時は「何が分からないのかさえ分からない」という漠然とした不安の中にいました。ですが、そこを乗り越えるために、「出会った疑問を一つひとつ、とにかく丁寧に、1個ずつ潰していく」ことだけを意識して、日々の業務に食らいついていました。
業務の全体像が見え始め、「問題解決のための動き方」が自分なりに掴めてきたことが大きな成長だと実感しています。 以前は分からないことに直面すると立ち止まってしまいましたが、今は「誰に確認すべきか」「どの論文や資材を当たるべきか」といったアプローチの方法が自然と頭に浮かぶようになりました。まだまだ未熟ではありますが、一つひとつの疑問に対して根拠を持って向き合えるようになったことは、自分にとって大きな自信に繋がっています。
はい、薬剤師だけの環境を離れ、看護師さんや医師と密に関わる病棟業務は、病院薬剤師として働く醍醐味と難しさを同時に感じる新鮮な経験でした。 最初はナースステーションで少し浮いているような感覚もありましたが(笑)、信頼を得るために2つのことを徹底しました。 一つは、「できるだけお名前でお呼びすること」。そしてもう一つは、「曖昧な返答をせず、具体的な期限を提示すること」です。分からないことは正直に伝え、「午前中のうちに回答します」などと期限を区切って正確な情報を届ける。この積み重ねが、新人であっても「資格を持つ専門職」として信頼してもらうための第一歩だと学びました。
私にとって資格取得はゴールではなく、あくまで「スタートライン」でした。学習する際も、単なる暗記ではなく「実際の現場でどう活かすか」を常に考えていました。先輩方が実際に受けている問い合わせ内容を思い出し、「この知識があればこう答えられるな」と実践に紐づけて考えるようにしていました。 特に印象に残っているのは、水泳合宿でのアンチ・ドーピング講義の見学です。ジュニア選手たちに対し、時に明るく、時に親身になって話す先輩の姿に衝撃を受けました。「資格は取るだけでなく、こうやって選手に寄り添うために使うものなんだ」と、目指すべき理想像が明確になったのです。中学生くらいの選手が「これ、分かんねえよ」と素直に反応してくれるのも新鮮で、専門知識をいかに分かりやすく伝えるかという楽しさも実感しました。
2026年4月にスポーツファーマシストの資格を取得した今、より自発的な活動をしていきたいと考えています。当院がサポートしている野球や水泳の選手たちに対し、正しい知識を広めるアンチ・ドーピングの啓発活動に力を入れていきたいです。新たに糖尿病領域の資格取得も目指したいと考えています。病棟研修中、糖尿病の知識はあらゆる診療科で武器になると実感したことに加え、スポーツとの深い関連性に気づいたからです。私が好きなスポーツと、薬剤師としての専門性が掛け合わさるこの道に、何物にも代えがたいやりがいを感じています。
2026年4月にスポーツファーマシストの資格を取得した今、より自発的な活動をしていきたいと考えています。当院がサポートしている野球や水泳の選手たちに対し、正しい知識を広めるアンチ・ドーピングの啓発活動に力を入れていきたいです。新たに糖尿病領域の資格取得も目指したいと考えています。病棟研修中、糖尿病の知識はあらゆる診療科で武器になると実感したことに加え、スポーツとの深い関連性に気づいたからです。私が好きなスポーツと、薬剤師としての専門性が掛け合わさるこの道に、何物にも代えがたいやりがいを感じています。
私が目指しているのは、「些細なことでも相談しやすい薬剤師」です。高度な専門知識を持つことは大前提ですが、それ以上に「声をかけてもらえる雰囲気」を何よりも大切にしたいと考えています。 業務に関係のない雑談や、ちょっとしたダブルチェックの依頼など、どんな時でも「この人に聞けば安心だ」と思ってもらえる空気感を作ること。その「相談のしやすさ」の積み重ねこそが、最終的に患者さんの安全を守り、質の高い医療に繋がっていくと信じているからです。
私自身、就職活動ではものすごく悩み、北海道から東京まで足を運んで多くの病院を見学しました。やりたいことがはっきりしていた私でさえ、「自分の本当に行きたい場所はどこなんだろう」と、出口の見えない不安に突き進むような苦しい時期がありました。 今、進路に迷っている皆さんに伝えたいのは、「その悩んでいる時間は決して無駄ではない」ということです。 多くの方は病院選びや見学の段階から立ち止まってしまうかもしれません。でも、振り返って思うのは、悩み抜いた末に出した答えだからこそ、「自分でここを選んだんだ」という強い納得感と自信を持てるようになるということです。 就職活動は、自分の人生について深く考えられる、大切なターニングポイントです。今は苦しいかもしれませんが、どうかネガティブにならず、この貴重な機会を前向きに捉えてほしいと思います。 そして何より、一番大切なのは皆さんの体調です。気を張りすぎず、自分の素直な気持ちと向き合う時間を大切にしてください。 もし皆さんが、私たちの病院「高中」を選び、一緒に働けることになったら、私にとってこれ以上嬉しいことはありません。仲間として皆さんと現場でお会いできる日を楽しみにしています。国家試験に向けたお勉強も、体調に気をつけて頑張ってください!